OKUBOアジアの祭
「OKUBOアジアの祭2010」が12月11日(土)、R´sアートコート(東京労音大久保会館)で開かれました。
「OKUBOアジアの祭」は今年で6回目となり、アジア各国の芸能と料理を楽しみ、人と人の交流を深めてきました。
入り口ホールでは各国料理の提供、民族衣装の着衣体験コーナー、防災グッツの展示等があり、多くの参加者で賑っていました。
舞台ではアジア各国の演芸が演じられ、盛んな拍手で盛り上がっていました。
フィリピンの民族舞踊
矢吹和彦さんの演歌 コーラン朗誦
インド(南インドケララ州)の古典舞踊
牧師ぃズ 元気の出る東洋医術
大久保通りのルーテル教会の牧師さん 医者や薬に頼らない健康法講習
八丈太鼓まごめ会の皆さんによる八丈太鼓
激しい太鼓の撥さばきと飛び入り歓迎で、会場は一層盛り上がりました。
この祭を始めたきっかけは、1995年に発生した阪神大震災の復興まちづくりにありました。
多民族の被災者が困難を乗り越えて、力を合わせてまちを復興していきました。「日本人と外国籍住民が災害時に助け合う」ためには、「ふだんのおつきあい」が大切なことを、阪神大震災の復興まちづくりは教えています。
特別企画ー多文化防災イベントー として、
「阪神大震災記録映像と外国人のための地震対策映像の上映」
「首都圏大地震に備える多民族トーク」
が行われました。
ふだんの暮らしで感じているお互いのつき合い方、地震や災害が起きた時の不安や対策、心配りなどを語り合いました。
日本、ビルマ、中国、バングラデシュ各国の皆さん、司会は多文化学校主宰の青池さん
ヘタッピーズ この日のために カタカンナ・ファミリー&
組んだグループの皆さんの演奏 百人町蓬バンドの皆さんの演奏
アイヌの伝統芸能
樺太に伝わる五弦のハープ・トンコリ、アイヌ舞踊、神謡など、希少な伝承者による芸能の 数々、心に深く残るものがありました。
日本とアジアの文化的伝統と暮らしに根づいた芸能を、地域住民および首都圏在住のアジアや諸外国の人々と一緒に、大いに楽しむことがこの祭のねらいでした。
多くの参加者は各演芸が終わるたびに盛んな拍手をおくり、そして、その皆さんのにこやかなお顔から、多様な人々との出会いとコミュニケーションがなされたのではないかと思います。
主催 OKUBOアジアの祭運営委員会