工場閉鎖
Posted by まち居住研究会 on
既に昨年の新聞などでも伝えられたように、新大久保駅に近い百人町2丁目にあるロッテ新宿工場は、昨年7月に閉鎖しました。
新宿工場の向かいにある5階建てロッテ新宿女子寮は現在解体工事中で、数台の重機が稼働しており、来月、10月には完了の予定です。
ロッテの創業間もない1950年から63年間操業を続けてきた新宿工場は、一時は本社機能を有していたのですが、各地工場のガム生産ラインを集約し、生産・配送の効率を高めるための閉鎖とのことです。
ロッテは創業以来、世界各国にグループを展開し、プロ野球団まで持つ大企業に発展しましたが、その主力工場だった新宿工場の閉鎖は誠に寂しい限りです。
ロッテの社名はドイツの文豪ゲーテの「若きウエルテルの悩み」のヒロイン「シャルロッテ」に由来するそうです。工場近くを通ると周辺に漂っていた「チューインガムの甘い香り」が想い出されます。数年前まで近くにあった「ロッテリア」は今はなくなり、都市計画補助道路に変わっています。
大久保のまちの皆さんに親しまれてきたロッテが当面なくなって寂しくなりますが、工場閉鎖後はどのように有効活用されるのか、地元の皆さんに喜んでもらえるよう期待したいものです。
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