大久保つつじ 咲く
小泉八雲記念公園の大久保つつじが咲きました。
小泉八雲が晩年に過ごされた小久保1丁目にある記念公園は、古代の柱など、ギリシャ風の雰囲気のある小さな公園です。此処にある由来の「大久保つつじ」が咲いています。
『大久保つつじ』の由来についての案内札が立っています。
大久保つつじ
キリシマツツジ 品種・「本霧島」「八重霧島」
現在の大久保から百人町の辺りは、かってツツジの名所でした。これは、
江戸時代に鉄砲百人組の与力・同心が 屋敷の庭で育てていたツツジが評判
となり、見物客で賑わうようになったのが始まりだと言われています。
明治20年代の最盛期には、花が70種類、数は1万株を超え、ツツジの
見頃に臨時列車が運転されるほどでした。
明治36年には、ツツジの多くが日比谷公園に移され、周辺の開発も進み、
次第にツツジは見られなくなりました。大正時代に残ったツツジの一部は、
館林市の茂林寺や箱根の小涌園等に移されました。
ここに植栽しているのは、群馬県立つつじが岡公園において、保護育成さ
れている「大久保のつつじ園」由来の 原木から挿し木によって育てられた
「大久保つつじ」です。
新宿区
小泉八雲の胸像は、色とりどりのとても綺麗なパンジーに囲まれています。6年前に当ブログで紹介しましたが、記念公園の真向かいにある大久保小学校の児童の皆さんが植えられたものと思います。
公園内にある大久保小学校全児童が制作したモニュメントには、次の言葉が刻まれています。
『 ・・・・・
きいていますか、小泉八雲さん
あなたがこのまちを愛したように
私たちはこの公園をたいせつに
そしてこのまちを愛していきます
・・・・・ 』