八雲公園に花を植える小学生
明治の文人 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はギリシャ・レフカダ町に生まれ、現在の新宿区 大久保1-1でこの世を去りました。新宿区とレフカダ町は、この縁をもとに、平成元年10月友好都市となりました。
新宿区は、小泉八雲が没したこの地に「小泉八雲記念公園」をつくりました。ギリシャの雰囲気を出すため、古代の柱や集会場をイメージした広場、中世風の建物、近代のイメージとしての白い壁などが設けられています。
この公園が、日本を世界に紹介した小泉八雲を偲ぶ場所となり、今後、新宿区とレフカダ町の友好が、より一層深まることを願っています。
「小泉八雲記念公園」は大久保1丁目にあり、大久保通りの明治通りに最も近い横断歩道のある南側小路に入った右側にあります。左側は大久保小学校です。
アイルランド人を父親に持つ小泉八雲は、幼少年期をアイルランドのダブリン市で過ごしました。
公園内に掲げられている上の銘板は、彼が育った二軒の家屋に掲げてあるのと同じで、駐日 アイルランド大使から贈られたものです。
11月18日の午後に、公園の向かいにある大久保小学校の皆さんが、公園の花壇に、地域の ボランティアの皆さんと一緒にパンジーを植えました。
地域の人々との交流と、公園の緑化への協力を大事にしているようです。
小泉八雲の胸像の周りは、綺麗で、可愛らしい花で一杯です。
左上は、公園の向かいにある、来年、創立130周年を迎える大久保小学校です。
小泉八雲のご子息も在学していました。平成14年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊博士も、この小学校に在学していました。
右上は、大久保小学校の右隣にある「小泉八雲終焉の地」の石碑です。